ブログ等でお伝えしているように、私は空手を習っています。

 高校1年から部活動として空手を始め、大学1年時に(社)日本空手協会で初段を認定されました。その後、しばらくブランクがありましたが、46歳のときに同協会の本部道場に通い、初段の再発行を受けました。
 さらに48歳で代官山カラテスクールに入会し50歳で指導員となり指導を担当しています。
 2012年11月には、極真空手道連盟極真館に入門し、無級の白帯として改めて空手に取り組み始めました。2016年7月の現在は4級です。
http://blog.livedoor.jp/rikaohshima/archives/38548030.html 

 このようなことをしているのは、単純に空手が好きだからですが、講師として常に「自分を鍛える」そして「初心にかえる」ことが大切だと実感しているためです。
 講師・コンサルタントは、どこへ行っても周囲の方から「先生、先生」と持ち上げられる職業です。私は執筆業もしているので、出版社の方からも「先生」と呼ばれます。こうした中での慢心を戒めてくれるもの、それが私にとっての空手です。

 日々の稽古や試合出場を通じて、自分の弱さ、至らなさを心身の痛みとして感じながら、それでもなお上を目指す。「もうトシだから」「仕事が忙しいから」を言い訳にせず、道場に足を運ぶ。それを自分に課し、やり抜くのが人様から「先生」と呼ばれる者としてのせめてもの責任であり、修行だと考えています。

 講師コンサルタントの仕事は、人様に向かって「現状を変えろ」と迫るものです。私はコミュニケーション講師として「その話し方、働き方、ひいては生き方を変えなさい」と、常に促しています。人様に変化を求めておきながら、「自分はこれでいい」と現状に甘んじているわけにはいきません。自分自身に「お前も今のままではダメだ」と厳しく突きつけるもの、それが私にとっての空手なのです。

 
「仕事と空手になんの関係があるのか」「ただの趣味、運動不足解消だろう」と、ご理解くださらない方もいらっしゃいますが、それは仕方がありません。
 このような生き方を理解、評価してくださる方々と、よりよい仕事、そしてよりよい人生を創っていければと願っております。
130204_1940~01(さらに拡大)
2011年11月、極真館東京千鳥道場に入門したときの名札。初心を忘れないように、折に触れこの写真を見返しています。