■ワンポイント・エッセイ「取り組む姿勢(2)」
                   大嶋 利佳

 ものごとに取り組む際には、無関係な他人のネガティヴな意見
やアドバイスには耳を貸さないことが大事だ、と前回述べました。
特に、知識や経験がないのに否定する人には要注意です。
 私は「本を書きたい」と言ったときに多くの人たちから「無理だ」
と言われましたが、そこで気づいたことがあります。その人たちの
中に出版経験のある人は誰もいなかったのです。つまりその人たち
言う「無理だ」は、「自分には無理だ」という意味なのですね。そ
に気づかず他人の言葉を鵜呑みにして「そうか、私には無理なのか
とあきらめていては、今日の出版実績はありませんでした。
 以来私は、何かしようとしているときに、人から「無理だ」と言わ
れたら、心の中で「そうですね、あなたには無理ですね」と思うよ
にしています。
 今、私は出版したい企画を3つほど持っています。すでに10社近
くの出版社に持ち込んで断られ、編集者から「これは売れない」「
白くない」と酷評されたものもあります。それは編集者の知識や経
が浅く、先見の明がないのだ、と私は勝手に解釈しています。
 他人のネガティヴな意見や判断には従わない。そういう強い自信と
ゆるぎない組み姿勢が、出版に限らず、講師コンサルタントして独
の仕事をするためには欠かせません。