■ワンポイント・エッセイ
ハラスメント問題について考える(6)相互理解の欠如
占部 正尚
働きやすく高いモチベーションが保たれている職場では、必ずと
言ってよいほどコミュニケーションがうまく図られています。言い
換えれば、意思の疎通がスムーズであり、そのポイントとなるのは
相互理解です。
さて、セクハラを無自覚でしてしまう人は、この相互理解をしよ
うという意識に欠けています。すなわち、自分の発言・行動が相手
にどのように受け止められたのかを理解していないのです。
通常、講師や組織のリーダーなど人の上に立つ役割を担う人は、
相互理解のスキルが高いと思われがちですが、実際に世の中を見渡
すと、意外とできていない人が目立つのが実態です。
ではどうすれば、こうしたスキルを高めることができるのでしょ
うか。講師やリーダーはプライドが高い人が多く、周囲から「今の
発言はセクハラだ」と指摘されても素直に認めない傾向にあります。
解決のためには、自ら“気づき”を得ることが大切です。なぜなら、
人間は教えられたことよりも、気づいたことの方に強いインパクトを
覚え、行動変容につながりやすいからです。
そして、“気づき”を得るために必要なことは「イメージ力の向上」
であり、その実現に向けては「疑似体験」がキーワードとなります。
次回は、セクハラ問題を解決に導くキーワードについて解説します。
ハラスメント問題について考える(6)相互理解の欠如
占部 正尚
働きやすく高いモチベーションが保たれている職場では、必ずと
言ってよいほどコミュニケーションがうまく図られています。言い
換えれば、意思の疎通がスムーズであり、そのポイントとなるのは
相互理解です。
さて、セクハラを無自覚でしてしまう人は、この相互理解をしよ
うという意識に欠けています。すなわち、自分の発言・行動が相手
にどのように受け止められたのかを理解していないのです。
通常、講師や組織のリーダーなど人の上に立つ役割を担う人は、
相互理解のスキルが高いと思われがちですが、実際に世の中を見渡
すと、意外とできていない人が目立つのが実態です。
ではどうすれば、こうしたスキルを高めることができるのでしょ
うか。講師やリーダーはプライドが高い人が多く、周囲から「今の
発言はセクハラだ」と指摘されても素直に認めない傾向にあります
解決のためには、自ら“気づき”を得ることが大切です。なぜなら
人間は教えられたことよりも、気づいたことの方に強いインパクト
覚え、行動変容につながりやすいからです。
そして、“気づき”を得るために必要なことは「イメージ力の向上
であり、その実現に向けては「疑似体験」がキーワードとなります
次回は、セクハラ問題を解決に導くキーワードについて解説します
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