■ワンポイント・エッセイ
      仕事と空手の日々(6)  大嶋 利佳

 5月20日に、ネット上に雙志館書店を開設し、書籍「人生を
闘い抜く!極真空手 山本由紀の挑戦」を販売しています。おか
げさまで発売してからの3日間で50冊近いお買上をいただいて
おります。
 この本のタイトル「闘い抜く!」ですが、著者の山本由紀氏は
空手の試合で戦ってきただけではありません。「女は空手なんか
するな」「子供を産んだら育児と家事に専念しろ」「歳を取った
ら試合に出るな」という世間の非難、批判とも闘ってきました。
 さらに学生時代には留学生を差別する教授と対立し、介護施設
に勤めたときには、職員による高齢者虐待を告発するなど、あら
ゆる理不尽、圧力に屈することなく生きてきた人です。
 こういう、何に対しても屈することのない闘志を、多くの人に
知り、そして持ってほしいと私は考えています。
 人生には、闘志が欠かせません。円満におだやかに過ごすことは
大切ですが、だからと言って人に逆らわないようして争いや闘いを
避けていては、自分の人生を生き抜くことはできません。
 仕事においても同様です。私は、相手が顧客であっても研修内容
や指導方法への的外れな要望はお断りしますし、受講者に対しても、
受講態度がふざけていたり後ろ向きであれば、遠慮なく叱責し場合
によっては退室を求めます。
 もし、こうしたことを避け、顧客の要望をなんでも受け入れ、ど
んな受講生にも優しく接していたら、研修の質が下がってしまい、
結局は誰の役にもたたないものになってしまいます。
 よりよい仕事をし、よりよい人生を送るために、他人の言いなり
ならない強さを身につける。そのためのメッセージを、これからも
研修や著作を通じて発信していくつもりです。