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□ 講師道錬成道場『雙志館』通信 -2018年1月29日-

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■ワンポイント・エッセイ
講師の5W1H 第3回:WHAT(なに)その1 占部正尚

 世の中に講師と呼ばれる人は大勢いて、講義の対象となる分野も、
政治経済・マネジメント・教育・スポーツ・芸術・趣味など多岐に
わたります。
 講師として受講生に物事を教える立場ですから、専門分野におけ
る「WHAT(なに)を教えるか」、すなわち経験や知識は相当量
あるという前提で、お客様も講義を依頼されます。
 しかし、講義終了後のお客様からの評価は満足から不満足まで大
きく分かれてしまうのが常です。なぜでしょうか?
 着目したいのは、選ばれ続ける講師は「WHAT(なに)を伝え
るか」を明確にし、お客様の意向や講義形態に合わせて臨機応変に
対応していることです。
 例えば、大勢を対象に短時間で講義をする「講演」では、伝える
べきものは『感動』です。参加者の感性に訴え、「面白い!」「涙
が出そう!」などと盛り上げることが必要です。
 これに対し、限られた人数を対象に1日から2日かけて実施する
「研修」では、受講生の行動変容を促すための『具体論』が求めら
れます。
 この違いを意識せずに、「講演」で『具体論』だけを一方的に話
したり、「研修」で会場が盛り上がったものの、受講生の行動や意
識に変化が見られない場合は、お客様からの評価は低く、次から講
師として呼ばれる可能性は低いでしょう。