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□ 講師道錬成道場『雙志館』通信 -2018年1月22日-

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■ワンポイント・エッセイ
 講師の5W1H 第2回:WHO(だれ)その2 占部正尚

 選ばれ続ける講師は、常に複数の観点から研修の進め方を考え、
成果を挙げています。
 前回、「研修の主役はWHO(誰)か?」という問いに対して
「受講生」であると解説しましたが、優秀な講師はもう一人の
WHO(誰)のことも考慮します。
 主役を舞台に送り込んだ『監督』、すなわち顧客企業(研修担
当者)の意向が、高い評価を得て継続的に講師としての仕事をい
ただくためのポイントなのです。
 ここで考えるべきは、往々にして監督と主役の意向が異なりやす
いということです。例えば営業研修において、受講生は「契約が取
れるコツを簡単に知りたい」と思い、研修担当者は「効果的なトー
クを徹底して身につけさせるため、ロールプレイングを繰り返して
ほしい」と講師に依頼するといったケースはよく見られます。
 経験の浅い講師は、受講生の意向に合わせ、気づかないうちに担
当者から不評を買うか、逆に担当者に気を使って厳しさだけが目立
つ研修を実施し、受講生から反発されるという事態に陥りがちです。
 選ばれ続ける講師になるためには、まずは担当者の意向を確認し
て重視し、受講生には「なぜ、担当者(企業側)が厳しさを求めて
いるか」という目的や理由を納得させるだけの説明力を身につけ
ることが大切です。