━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□ 講師道錬成道場『雙志館』通信 -2017年10月2日-

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ワンポイント・エッセイ
研修を原点から見直す(その6)講師の問題(3)占部正尚

 講師は研修の主役である受講生がスキルアップできるよう、
リーダー(指導者)、フォロワー(補佐役)、サーバント(奉
仕者)の三方向から多面的に考え取り組むことが大切です。
 まずリーダーとしての役割は、毎回の研修の「目的:何のた
めに」、「目標:どのレベルまで」、「手段:どのように」を
緻密に考えて臨むことが求められます。
 顧客企業・団体の規模や状況、受講生の階層や年齢層、ある
いは経験やスキルに応じて、たとえ同じテーマの研修であって
も目的・目標・手段は違います。
 リーダーとしての講師が、このように自分のなすべきことが
明確に自覚できていれば、受講生を自殺に追い込むほど一方的
な“知識の伝授”や“プログラムの完遂”に走ることはないは
ずです。
 ただし、リーダーであるからには、もし受講生の態度が好ま
しくない場合には適切に叱ることも大切です。
 感情をぶつけるだけの“怒り”は論外ですが、相手の不足部
分を客観的に指摘し、あるべき状態を示して力強く指導する
“叱る”という行為は、選ばれ続ける講師には必須といえます。
 こうしたリーダーとしての講師の姿勢や力量に対して受講生
は尊敬の念を持ち、研修担当者は信頼を深め、結果として高い
評価を得ることができるのです。